会社のホームページを作るときには、最寄り駅からのアクセス方法を紹介する地図を必ず掲載します。
この地図は、手作りで行うスタイルが一般的でしたが最近はGoogleマップを使うケースが急増していて手作りの地図を見かけることもかなり減っているのではないでしょうか。
そもそも会社のホームページに地図を掲載する理由はどこにあるのか、色々考え見るとその理由が分からない人も多いのではないでしょうか。
会社に訪問する人の特徴
会社に訪問する人というのは、あくまでも商用でありクリニックや飲食店などのように治療を受ける患者さんや食事を摂るお客さんではありません。
商用というのは、新規開拓などでその会社に出向いたり既に取引がある会社だけれど、今まで一度も訪問したことがない会社を退職するなどの理由で以前からお世話になっていたお客さんの下に出向いて挨拶をするなど、このようなケースが一般的な商用での訪問となります。
打ち合わせなどで他の会社に訪問することもあるけれども、大半の場合が場所などを把握しているので敢えて地図で場所を確認することもないわけです。
例えば、既に取引が行われているクライアントの下に初めて出向くときなどの場合は、先輩が後輩を引き連れ挨拶を行う形になる、先輩社員は既に何度もその会社に訪問しているので場所についても熟知しているわけです。
後輩は事前情報として会社の場所を把握することもあるので、そのときは概要ページに掲載してあるアクセス方法を見ることもあるけれども、先輩任せにしている人などはアクセスページなどを訪問することもありません。
費用や時間をかけてオシャレなマップを作ってもあまり意味がない？
昔は新規開拓というと飛び込み営業が主体になっていましたが、時代が変わることで飛び込み営業はできない状況になっている、事前にアポイントメントを取りたいと思っても電話で断れるケースは多いわけです。
これを考えると、会社のホームページに手作りの地図を丁寧に作り掲載していたとしてもそれを目にする人が少ないなど、費用や時間をかけてオシャレなマップを作ってもあまり意味がないなどのように考えるケースは多いといえます。
イラストを描くなどデザインを行う会社などの場合は、デザインセンスなどをアピールする目的で所在地を分かりやすくかつオシャレな案内図を作ることもあるけれども、これは会社の場所を知らせるだけでなくこのようなデザインを作れるなどアピールとしての役割もあるわけです。
ただ、企業ホームページのコンテンツの中には会社案内と呼ぶ印刷物にも転用している部分がありますし、案内図などはホームページに掲載してあるものを印刷用に加工して会社案内の中で流用することもあるので、必ずしも無駄になるわけではありません。
Googleマップの特徴とメリット
この場合、Googleマップではそのまま会社案内の印刷物に掲載することができないため、略図程度のアクセス地図は必須になって来ます。
このように、オリジナルの地図は少しずつホームページから姿を消している理由は、掲載してもあまり意味がないからなどもあるわけですが、それよりも大きな理由はグーグル社が提供する地図には様々機能があり、それを無料で活用できるなど使うことで得られるメリットが手書きタイプよりも大きいことが挙げられます。
Googleマップの場合、現在位置もしくは出発地点を検索することで目的地までの距離や徒歩での時間などを瞬時に教えてくれる機能がありますし、全ての道路ではないけれどもストリートビュー機能を使えば初めて出かける場所周辺の環境など写真情報を通じて把握することができるようになるわけです。
都心などの場合は、1つ路地を間違えて入り込んでしまうと全く別の場所に出てしまうこともあるので、方向音痴と考えている人などは曲がる場所をストリートビューを使い事前に調べるケースも多いといえます。
Googleマップはスマートフォンに対応している
過度に薬局がある場所を左折する、コンビニエンスストアがある先20mを右折するなど、このような情報もストリートビューを使うことで分かるため、迷子になることなく目的地に到着しやすくしてくれます。
しかも、Googleマップはスマートフォンに対応しているわけですから出かける前にパソコンで場所を調べたり、スクリーンショットを撮影したものを印字して持ち歩くなどをする必要もありません。
普段から利用しているスマートフォンでGoogleマップのアプリを起動する、現在位置と目的地を検索することで自動的に道順をいくつか表示する、道順は数通り表示されるけれども所要時間や距離などにより色分けが行われるので、最短ルートで行くことができる道順も分かります。
まとめ
なお、Googleマップは店舗内など内部の写真も共有することができるようになっているため、お店の雰囲気やクリニックの待合室、診療を行う部屋など初めて利用する人が知りたい雰囲気など把握した上で利用できるメリットもあります。
この場合は、グーグルに対して撮影の依頼が必要になるのですが、撮影して貰うことでお店などのアピールと集客効果にも繋げることができます。
